開業医による、本当に役に立つ医院開業のコツ

医院開業を考えたら読むブログ

開業

デジタルノートクアデルノ:開業医による使用レビュー

投稿日:

さて、今回は今までとは少し違う話題。

以前より気になっていたデジタルノートを購入したので、その使用感を思ったまま綴っていきたいと思う。

いつもと違い堅い内容ではないので、気軽に読み流してもらいたい。

さて私は、何かを考えたり、原稿を書いたりする時に、ペンで書きなぐって頭を整理したいタイプである。

思考をアウトプットする時は、ひたすら紙に字を書いていると落ち着くし、気分も高揚する。

タッチタイピングも不得意ではないので、字を書くよりPCで打つ方が早いのだが、やはり文章は字で書きたいのである。

しかし大きな難点がある。

私自身、整理整頓が苦手なのである。

すなわち、書きなぐって、原稿を作ったのはいいものの、その紙をどこに置いたのか、分からなくなるのである。

また、紙なり、ノートなりに残すのであるが、そのファイリング、どのノートにするのかなど、書く手前で悩むこともある。

そこで悩んでいると、結局書きたいというモチベーションが下がってしまい、思いついたアイデアを忘れてしまうことも度々ある。

そこで、今回、そういった事態を避けることを目的に、以前より興味があったデジタルノートクアデルノを購入してみたので、そのレビューを書いてみたいと思う。

非常に軽い

重量は非常に軽い。

251g。

片手で持って書いていても全く気にならない。

ちなみにA5ノート40ページの重さは120gらしい。

相当軽く、本当に電子機器か、というレベルの軽さである。

持ち運んで外で書くには非常に良い。

動作も軽いし、早い

タッチペンで字を書くと、そのペンの動きにある程度のスピードできちんと字が付いてくる。

もちろん、実際の字で書くよりは少し遅れるので、そこが気になる人は使いにくいだろうが、他のタブレットなどよりは早く、私は問題ないと感じるレベルである。

また、書きたい時にスリープからオンの状態にするスピードも速く、そこにストレスは感じない。

ただ、ファイルを開いたりする時のスピードがやや遅い時があり、そこはもう少し速くなってほしい。

筆圧がいらない。書き心地は良い

これはデジタルノート全般なのかもしれないが、筆圧をかけずに書けるのはメリットだ。

リアルでも高級なペンを使うと筆圧をかけずに字を書くことができるかもしれないが、そういったペンを常に持っていないし、インクの補充なども面倒だ。

文字数を多く書くことが多い場合、やはり筆圧がいらないことは非常に楽である。

表面に適度なざらつきがあり、鏡面のタブレットに書くより、書き心地は非常に良い。

ここは手書き専用のメリットだろう。

バッテリーが3週間持つ

フル充電で3週間持つ。

色々なデバイスを充電しないといけない時代、充電に気を使わないことは非常にありがたい。

しかしタッチペンも充電しないといけないので、ここは気をつけないといけない。

ノートが選べる

当初よりいくつかの罫線付きのノート、原稿用紙、スケジュールなどのノートが用意されている。

さらに自分なりのノートの形を作ることができる。

この機能は非常に使い道があると思っている。

後述。

PDFをいれておける

ここにPDFファイルを入れておくことができる。

これに関しては、例えば論文などをここに入れて読めるかと思ったが、スクロールがややスムーズでないこと(kindle white paperを持っている人が同じくらい、といえばわかってもらえるだろう)と、カラーではないので、白黒限定の論文のみになること、などを考えると、がっつり論文をペーパーフリーで読みたい人は普通のタブレットの方が使い勝手がいいように思う。

ただ、PDFファイルに書き込むことは自由にできるため、ここは非常に使いやすい。

どんどん書き込んで残しておきたいPDFファイルがあるのなら、クアデルノは非常にいいアイテムといえるかもしれない。

PC連携とスマホ連携

PC連携については、色々な方法がある。

ここは大きなメリットのはずだが、私のmacと相性が悪いのか、wifiルーターとの相性なのか、接続が不安定である。

院長室のメインのwifi電波をいつまで経っても見つけてくれない。

しかもmac bookと有線で繋いでも、クアデルノが開いているページによっては接続されないことがある。

ここに関しては是非改良をお願いしたいと思っている。

スマホ連携は問題なくできた。wifi経由、NFC経由を選ぶことができる。クアデルノで書いたものをスマホで持ち歩きたい時は便利ではあるが、この連携も少し操作が煩雑だ。

もっと直感的に接続ができて、書いた原稿を持ち運べると便利だろうと思う。

あとは、スキャンスナップ連携もあるが、私のメインのwifiとまだ繋がっていないので、試すことができていない。

これのためにwifiルーターを書い直そうかと思案しているほどである。

やはりここの改良は期待したいところだ。

値段は高い

A5ノートで5万円オーバー、A4ノートで7万円オーバー。

ちょっと高い気がする。

しかも純正のA5カバーは8000円。これは明らかに高すぎる。

A5で2、3万くらいの価格帯を希望したいところだ。

ペンの保持は少し悪い

カバーをつけないと、ペンは画像のように、両側に少し突起があって、そこに磁石でつける形で収納する。

ここに磁石が入っており、その力のみで接着している。

なので、机の上に置いておくだけならいいが、カバンに入れるときは外れてしまうので、ペンだけがカバンの底に転がってしまう。

本体のサイズを小さくするための苦肉の策なのだろうが、ペンを無くしてしまわないか少し心配になるのはデメリットかもしれない。

医療現場での使い方を考える

さて、医療現場で使うことは大いにできると感じている。

いくつか挙げてみる

1 電子カルテ派、紙カルテ派が混在している病院。

例えば、院長は紙カルテを使用しているが、継承する息子副院長は電子カルテを導入したいようなことは度々聞く。

こういった場合に、院長先生がクアデルノで書き込み、それを電子カルテに添付、という使い方は可能だと思う。

2 オペレコなど、絵を描く必要がある情報。

赤と、青と2色の色分けができる(クアデルノ本体でははっきり分からないが、カラー端末に移動させると見える)。

所見やオペレコなど、字や絵を書き込みたい時は、使いやすいと思う。

3 往診など、外で字を書きたい場合。

往診にどのようなカルテを持ち運ぶのかは、皆が考えるところだろう。

その際、患者情報一覧をPDFにしてクアデルノに入れておき、手書きカルテやメモをここの集約して持って帰る、という使い方は非常に有用かもしれない。

スケジュールも管理できるため、クアデルノに必要な往診スケジュールを入れていくのみ良いかもしれない。

そして、ここが最も使い道があると思っていることは、

カスタムノートを作ってそれを運用できる

という所だろう。

往診などでみるべきポイントや所見のフォーマットを自前で作成して、(これはワードなどで作ってPDF保存すればすぐ作れるので簡単)

そこに手書きで書き込む、ということができる。

そしてそれを保存して、クリニックに帰ってカルテに保存する。

PCやタブレットで入力することは、ベッドサイドでは非常に利便性が悪いし、診察中にスタッフに書いてもらうこともやりにくい。

その点、手書きであれば、スタッフに書記してもらうことも問題ない。

まとめ

まだまだ使い始めなので、もっと臨床現場で使い倒したら、さらに報告するが、今の所非常に満足度が高い。

データ接続は、かなり頑張っているが、後一歩というところで、ここの後少しの改善は期待したい。

いままでいくつかの手書きデジタルデバイスを使用してみた私にとっては、トータルとしては非常によくできていると感じている。

また使用レビュー第2弾をいずれ書いてみたいと思う。

-開業

Copyright© 医院開業を考えたら読むブログ , 2021 All Rights Reserved Powered by STINGER.